全国日本語教育非常勤講師会☆JJPTブログ

◎本会は、非常勤講師の横のつながり、交流の場、役立つ情報提供 の場として開設。「絆・仲間・追及」が本会のモットー。メンバーは随時募集。オンライン代表のYukitoは「italki」で、プロの日本語講師。留学生の論文添削(志望理由書・研究計画書などの添削)と大学・大学院の面接練習がメイン。BASEの「JJPT日本語教育教材販売」で「過去に合格した模擬授業の教案」などを販売中!https://jjpt.theshop.jp/

★登録日本語教員の国家資格の制度化により、この業界も大きく変わっていくことが予想されます。このブログを非常勤講師の方々の交流の場として利用していただきたいと思います。
★日本語教育の非常勤講師として一緒に考えていきたい、また、こんなことをしてみたいと思われる方がございましたら、会員応募をお願いいたします。

【JJPT代表 森幸人 プロフ】
〇元公立学校管理職、広島大学大学院修了
〇 国内外の大学で日本語の専任講師を経験
〇現在、 オンラインプラットフォーム「italki」のプロの日本語講師
〇ノンフィクション出版。

最近、都内の専門学校の日本語科の面接を受けた。
課題は、初級レベルの「~たら・~れば」だった。
意外と日本語教師自信がこの2つの文法の違いが分かっていない。
「~たら」は仮定、「~れば」は条件形だが、留学生に違いをいかについて理解させるか?
例文でその違いを考えさせ、理解させることができればベスト。
模擬授業及び面接の結果は合格だった。

日本語教育能力検定試験の合否が日本語教師になるために必要か?
答えはほとんど関係ない。
420時間履修もしくは日本語教育の専攻であれば、まず日本語教師になれる。
どちらもない場合、日本語教育能力検定試験の合格が必要。
非常勤講師になるには、日本語教育能力検定試験の合格はほとんど関係ないが、
時給が変わってくる場合があるし、書類選考や面接に合格しやすいかもしれない。
大切なことは授業力、どれだけ授業の力量があるかが大切。

日本語教育のテキストは、自腹で購入しなければならない学校が多い。
1冊が1,000~2,000円はザラである。
そこで、ラクマとメルカリでまず購入したいテキストを探す。
ほとんど未使用のテキストが半額で買えることもある。
Amazonの中古購入という方法もあるが、そんなに安くはない。

信じられないけど、自動詞と他動詞の違いが分からない非常勤講師がいた。
本気で言っているのかと思ったが、
本人はいたってまじめに質問してきた。
目的語をとるかどうかの違いも分かっていなかったようだ。
続いて意志動詞と無意志動詞の違いも私に質問してきた。
これまた驚いた。
さらに、「自動詞・他動詞と意志動詞・無意志動詞の違いは?」と3つ目の質問。
明らかに動詞の基本が整理できていない。
基本的な文法すら分かっていない方が、日本語教師?
誰でも日本語教師になれるのではないかと思った。
同時に勉強不足ではないか?
あまりにも。

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