全国日本語教育非常勤講師会☆JJPTブログ

◎本会は、日本語教育の非常勤講師間の交流の場、役立つ情報提供の場として立ち上げました。

★今や新型コロナ感染拡大により日本語教育の先行きは不透明で、今後、日本語教育の現場は、大きく変わっていくことが予想されます。このブログを非常勤講師の方々の交流の場として利用していただきたいと思います。
★日本語教育の非常勤講師として一緒に考えていきたい、また、こんなことをしてみたいと思われる方がございましたら、会員応募をお願いいたします。

【管理人プロフ】
〇元公立学校管理職、広島大学大学院修了
〇 国内外の大学で日本語の専任講師を経験
〇現在、 都内有数の日本語学校、専門学校で非常勤講師
〇ノンフィクション出版。

役に立たない420時間養成講座

日本語教師養成講座は、はっきり言って授業をする上でほとんど役に立たない。
実際に授業実習をする時間は、少なすぎて話にならない。
ほとんどの内容が、日本語教育能力検定試験のための勉強なのである。
日本語能力検定試験に合格しなくても非常勤講師にはなれる。
420時間の養成講座履修は、非常勤講師への資格を取得できたくらいに考えた方がいい。
現実問題として、日本語で日本語を教える直接法は、実践を通して学ぶしかない。
私は元教員なので教育技術についてはあるものの、直接法については磨きをかけなければならなかった。
授業の導入、その時間のポイントをいかに分かりやすく指導するか、それが全てである。
そのためには指導書をそのまま使うのではなく、
アイデアをプラスしてより良い指導の在り方を考える必要がある。
非常勤講師のスタート段階では、授業ができるかどうか不安があるだろう。
しかし、少しずつ実践を積み重ねていけば、ある程度のレベルには達する。

掃除は学生と一緒に?

日本語学校の掃除のパターンはいくつかに分かれる。
①学生と一緒に非常勤も掃除する。
②専任だけで全て掃除をする。(教室・トイレ・ゴミの分別など)
③学生と専任で掃除をする。
④業者に任せる。
他にもパターンはあるだろうが、①が多いのではないだろうか?
クラスごとに学生を曜日で振り分けている日本語学校が多い。
①の場合、授業後なので本来は時給が発生するが、ほとんどの場合はボランティアである。
②の場合、経費節約で専任は最悪だが、非常勤は何もしないで済む。
さて、日本語学校の掃除は本来どうあるべきなのだろうか?

日本語学校のテキストは著作権無視でコピー

日本語学校の大半は、メインテキストを1冊だけ配布し、
残りの教材は、全て著作権を無視してコピーしている。
1日コピー機がフル回転している日本語学校もある。
また、非常勤講師に授業までにコピーして教材をそろえるように指示するといった
日本語学校は多く存在する。
通常の学校であれば、文科省が複製禁止の教材のコピーは禁止しているが、
日本語学校は、通常の学校ほど規制が厳しくなく、
文化庁も強く規制していない。
結論を一言でまとめると、
日本語学校は、著作権無視でコピーし放題なのである。

消息不明者は技能実習生だけではない!留学生も!

技能実習生の消息不明者は留学生に比べれば圧倒的に多いが、
留学生にも消息不明者はいる。
日本語学校の場合、まず学生の消息不明者について非常勤講師に知らされないが、
ある学校は出席率を毎月非常勤講師にも公表し、
消息不明者の学生数も公表していた。
その日本語学校で、あるクラスで全く出席しない学生がいたが、結局、所在不明となった。
最終的に3か月で3人所在不明で連絡がとれないと校長が公表した。
日本語学校1校で3か月に3名の所在不明者が出れば、
全国で1年に何人になるだろう?
外国人留学生や技能実習生の犯罪もニュウースで取り上げられている。
日本政府は正確な数字を公表していない。
技能実習生のみならず留学生のビザ申請についてもさらに法改正が望まれる。

行事用保険を掛けていない日本語学校

日本語学校のほとんどが行事の際に学生や非常勤講師に保険をかけていない。
もしケガがあれば、学校側の責任となる。
しかし、学校側の対応は「ケガがないように気をつけてください。」だけで終わらせる。
酷い場合は、「保険を掛けていないので、もし何かあった場合は学校の責任になります。」と
知っていながら保険をかけていない学校もある。
さらに、行事の際に「保険をかけていますか?」とたずねると、
痛いところをつかれたとばかりに、不機嫌になり何も答えない日本語学校もある。
こういう状況の日本語学校が多いことを、日本政府は知っているのだろうか?
こういう実態がありながら放置すれば、国の責任も問われるだろう。
要するに日本語学校の大半は、利益追求だけで学生や非常勤講師の安全性などに
目を向けていないのである。
学校教育法第1条における学校の種別に日本語学校は入っていない。
学校と言う名前は付いていても文化庁の監督下に置かれている。
日本語学校は、文科省の監督下にある学校ほど厳しく管理されていないのが現状なのである。
私は元教員なのでその違いがよく分かる。
しかし、日本語教師オンリーの方には、全くもって危機感がなく、保険に入っていないことが
当たり前なのである。
こんな状況の日本語学校を増やし続けていいのか?
日本語学校の開設にあたって考慮すべき点は多々ある。
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