全国日本語教育非常勤講師会☆JJPTブログ

◎本会は、日本語教育の非常勤講師間の交流の場、役立つ情報提供の場として立ち上げました。

★今や新型コロナ感染拡大により日本語教育の先行きは不透明で、今後、日本語教育の現場は、大きく変わっていくことが予想されます。このブログを非常勤講師の方々の交流の場として利用していただきたいと思います。
★日本語教育の非常勤講師として一緒に考えていきたい、また、こんなことをしてみたいと思われる方がございましたら、会員応募をお願いいたします。

【管理人プロフ】
〇元公立学校管理職、広島大学大学院修了
〇 国内外の大学で日本語の専任講師を経験
〇現在、 都内有数の日本語学校、専門学校で非常勤講師
〇ノンフィクション出版。

留学生の受け入れ30万人計画

今、日本政府は、外国人労働者の受け入れに向けて、法改正に力を入れている。
その一方で政府は2020年までに「留学生の受け入れ30万人計画」を掲げてはいるが、こちらの方は棚上状態。
現実問題として留学生の受け入れにあたっては、新たに日本語学校が毎年のように新設され、さらには非常勤講師不足などの問題も浮上している。
最近では日本語教師の経験が全くなくても教壇に立てるという日本語学校が多い。
非常勤講師にとってはありがたい話ではあるが、授業をどのように進めたらいいか分からない非常勤講師も多い。
現場での研修制度の充実が求められる。
また、利益だけを求める日本語学校では、学生の質が今一つの学校もあり、バイト目的の学生が多い。
欠席が続きついには消息不明という学生も毎年のように出てきている。
さらには、日本語教師養成講座を新設する専門学校も増えているはいるが、単に420時間の履修を証明する受け皿の学校もある。
このような状況の中で、外国人労働者の問題のみならず、留学生を対象とする日本語学校においても問題は多いという現実に政府は目向けるべきではないだろうか?
文化庁がその行政庁ではあるが、日本語学校における問題の改善には乗り出してはいないと思うがどうだろう?

学校の雰囲気次第で辞退

私はこれまでに面接・模擬授業で合格しても、2回辞退したことがある。
授業が始まるまでに必ずと言っていいほど、顔合わせを兼ねた会議が開催される。
その際には専任、非常勤講師などほとんどの職員が一堂に会する。
学校の雰囲気が瞬間で大体分かる。
学校というところも例外なく同じような色の人間が集まるものである。
最悪なのは、排他的で冷たい雰囲気の学校である。
嫌な思いをしながら勤務する必要はない。
私は躊躇なく辞退を申し出るようにしている。
尋ねられたら理由も述べるようにしてきた。
「アットホーム」を売りにする日本語学校ほどいい加減な学校はない。
言葉につられて面接を受けたものの全く雰囲気が違う学校をいくつも経験してきた。
長く続けようと思うならば、学校の雰囲気が自分に合っているかどうか見定めるべきである。

授業報告書の記入

どこの日本語学校でも授業後に授業報告を書くが、最も時間がかかった授業報告は、メールでクラスの授業担当者全員にすべての授業内容と未実施の内容を報告した後、さらに、文書で同じ授業内容を書くという2重の手間がかかるものだった。時にはその書き方まで細かく書き方を指示され書き直しをさせられ、再度書くこともあった。記入例を書いておけばいちいち指示する必要もないし、書き直しの手間も省ける。これだけで30分はかかっていた。
全く改善する気がない日本語学校もある。
最も簡単な書き方は、大学ノートに変更点や気づいたことを書くだけ、そして、未実施の内容については次の担当者にメールを送るというポイントだけをまとめるものである。
日本語学校によって大きな差があり、時間の差も大きいのが現実ではあるが、ポイントだけに絞った書き方が合理的ではないだろうか。
非常勤講師は、時間給で働いているのであり、時間外の仕事にならないように学校側は配慮するべきである。

面接・模擬授業

非常勤講師採用では、面接・模擬授業がセットで行われる場合が多い。
その際の主たる面接者は色々なパターンがあり、職員が生徒役を演ずることが多い。
主たる面接官のパターンを私の経験から上げてみよう。
①教務主任のみで職員が生徒役
②校長と教務主任のみで職員が生徒役
③校長のみで職員が生徒役
④理事長面接のみで模擬授業はなし
⑤校長と教務主任のみで模擬授業なし

①の場合、実際に勤務しても校長の姿を目にすることは一度もなかった。要するに校長は名ばかりということである。
⑤については要注意である。模擬授業を行わない代わりに普段の授業を参観するという後付けの条件を付けてきた。
一番ふさわしい形はどうあるべきか?少なくとも校長か参加して模擬授業を参観するべきである。なぜなら、時給の決定において、誰が行うのかという責任問題があるからである。管理職が授業を見ないで決めることができるのだろうか?履歴書のみで合否や時給が決まるというのはおかしな話である。

時給1,700~2,000円

関東近隣の日本語教師の非常勤講師の時給は、大体1,700~2,000円(45分)である。
時給の決め方が学校によって全くあいまいで、私の例をあげると同時期にある学校は1,700円、他校では2,000円という時給だった。
当然のことながら時給の高い方の学校を選ぶのは当たり前だろう。
さらに、時給が1年経てば昇給する学校もあれば、全く何年も変わらない学校もある。
したがって、非常勤の出入りが多くなる日本語学校も存在するのは当然の結果なのだ。
気を付けなければならないのは、時給の時間が45分なのか50分なのか確認することが必要である。
同じ時給2,000円でも45分と50分では、たった5分の違いだが、1か月勤務したとしたら大きな差が出てくる。

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